超訳すめらみことひとりごと

15代 応神天皇

神功皇后の三韓征伐の時から15ヶ月おなかの中にいたとされ、
生まれる前から王となる運命を背負っていた応神天皇。
腹違いの兄弟からクーデターを仕掛けられるなどもしましたが、
見事打ち負かした応神天皇には、謎なエピソードがあります。

 

応神天皇=一寸法師説です。

 

とりあえず一寸法師の物語を簡単に振り返ります。

子宝に恵まれなかった老夫婦がいまして、最後の願いとして、“住吉大社”に
願掛けに行くのです。するとほどなく兆候のなかったお婆さんが妊娠します。
不思議なことに、おなかは一向に大きくならなかったのですが、
十月十日を過ぎると、無事小さな男の子が生まれました。
しかし大きさは3センチ程度。成長すれば大きくなるだろうと思っていたのですが、
いくら年を重ねても大きくなりませんでした。
お爺さんとお婆さんは、一寸法師の事を化け物か何かと思うようになります。
両親から疎まれ始めている事を知った一寸法師は自分から家を出る事にします。
針の刀を腰に差し、お椀と箸の船で旅立ちます。お椀の船で住吉の浦に着いた一寸法師は京を目指します。そして、立派な家を見つけ、そこで働かせてもらうことになります。
その家には美しい姫が住んでいました。
その姫を自分の物にする為に、一寸法師は一計を案じます。
思惑通り追い出された姫は拠り所がなくなり、一寸法師を頼ります。
そのまま二人で京を離れることにしました。
船で旅を始めると、薄気味悪い島にたどり着いてしまいます。
そこには鬼が住んでおり、一寸法師は食べられてしまうのです。
しかし、おなかの中で針を使い、攻撃する一寸法師。
そのまま反撃を続け、ついには鬼に勝ってしまうのです。
鬼は宝物を置いて逃げていくのですが、その中に願いをかなえるという
“打出の小槌”がありました。
「大きくなーれ、大きくなーれ」と振ると、たちまち一寸法師は大きくなり、姫と幸せに暮らす、というお話です。

これのどこが、応神天皇と似ているのか?というと、

まず、住吉神の神託を受けていた応神天皇。
住吉大社の願掛けで身ごもった一寸法師。

出産を抑えるという異常な出生を持つ応神天皇。
大きくならない状態という異常な出生で生まれる一寸法師。

筑紫で生まれ船で都に帰って来た応神天皇。
家を出て、お椀の船で都へやって来た一寸法師。

兄たちに疎まれ、戦って倒した応神天皇。
追い出され、たどり着いた島で鬼を倒した一寸法師。

兄たちを倒したことで手に入れた皇太子の座。
鬼たちを倒したことで手に入れた打出の小槌。

という似たような点が。
もちろん応神天皇が3センチだった事はないですが、
構図が非常に似ています。

 

おとぎ話や言い伝えはやはり何かのオマージュであるケースが非常に高いようです。

おしまい。15代応神天皇

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